ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2023年8月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比マイナス0,9%を記録している。
今年8月のサービス部門提供量(生産性指標)が前月比マイナス0,9%まで落ち込んだのは、2016年8月に記録したマイナス1,5%以降では最高の落込みを記録している。
今年5月~7月までの3か月間連続で増加を記録、累積サービス部門提供量は2,1%を記録、7月のサービス部門提供量は0,4%増加を記録していた。
今年8月のサービス部門提供量(生産性指標)は前年同月比0,9%増加、過去12カ月間の累積サービス部門提供量は5,3%増加、今年初め8か月間の累積サービス部門提供量は4,1%増加を記録している。
Valor Data社が23社のコンサルタント会社及び金融機関対象の調査では、最低予想はマイナス0.8%、最高予想は0,8%増加、平均予想は0.4%増加であった。
今年8月のサービス部門提供量は、Covid-19 パンデミック直前の2020年2月の水準を11,6%上回っている。
8月のサービス部門の部門別の調査対象では、5部門のうち4部門でマイナスを記録、輸送部門は前月の0. 5%増加からマイナス2.1%に転じている。
前記同様に一般家庭向け部門のサービス提供量は、1. 2%増加からマイナス3.8%,その他のサービス部門は、前月の0.1%増加からマイナス1. 4%に転じている。
また教育・研究機関などの公共サービス部門は、マイナス0.6%から1.7%増加、情報・通信サービス部門は、前月のマイナス0.2%からマイナス0. 8%と更に後退している。
過去1年間のサービス部門の月間提供量の推移