ヴァーレ社の第3四半期の鉄鉱石生産はマイナス3,9% の6970万トン (2023年10月18日付けヴァロール紙)

資源大手ヴァーレ社の2023年第3四半期の鉄鉱石生産は、パラー州カラジャス鉱山の北山脈のS11D鉱山の鉄鉱石生産が150万トンの減産の影響で前年同期比マイナスの6,970万トンに留まっている。

また南部システムでは、廃棄物パイプラインの通常メンテナンスによる操業の一時停止に加えて、パラオペバ複合施設からのランオブ鉱山の生産と販売の減少の影響で、260万トンの減産に結び付いた。

今年第3四半期の鉄鉱石パレット生産は、前年同期比11,1%増加の917万,5000トンと二桁台の増産を記録している。

今年第3四半期のニッケル生産は、カナダのSudbury鉱山, Thompson鉱山及びVoisey鉱山の保守点検による減産、インドネシアのニッケル鉱山及びOnça Puma鉱山の影響で、前年同期比マイナス18,7%に相当する4万2,100トンに留まっている。

今年第3四半期の銅生産はブラジル国内のSalobo銅鉱山の増産の一方で、Sossego 銅鉱山の減産の影響で9,8%増加の8万1,600トンを記録している。

ヴァーレ社は年初から現在までの鉄鉱石生産は、前年同期比22%増加と好調を維持しているものの、2023年の生産ガイダンスは約1,500万トン下方修正され、3億1,500万トンから3億2,500万トンに設定されている。

また今年のパレット生産は3,600万トン~4,000万トン、ニッケル生産は16万トン~17万5,000トンを見込んでいる。

今年第3四半期の含有量の高い鉄鉱石販売は6,6%増加の6,970万トン、鉄鉱石パレット販売は1,1%増加の860万トンを記録している。

今年第3四半期のニッケル販売は、生産減少の影響を受けてマイナス11,5%の3万9,200トンに留まっている。

今年第3四半期の含有量の高い鉄鉱石の1トン当たりの平均国際コモディティ価格は、前年同期比13,5%増加の105,1ドルを記録している。

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