二世薬局(Farmácias Nissei)チェーンは会社更生法のIVFグループ傘下のサンパウロ州内のPoupafarma薬局チェーンの51店舗入札で落札している。
Farmácias Nisseiチェーンは、主にサンパウロ州内の大サンパウロ都市圏、サントス海岸地帯及びパライバ渓谷で薬局チェーンを展開しているが、Poupafarma薬局チェーンの51店舗の落札で、サンパウロ州内の110%以上の売上増加が見込まる。
Farmácias NisseiチェーンのAlexandre Maeoka最高経営責任者(CEO)は、落札した店舗の買収、改装、運転資金の財源は、6月に行われた不動産債権証書(CRI)で2億5,000万レアルを調達することで賄えると説明している。
特にサンパウロ市場における当社とコンペチターとの違いは、薬局運営と質の高いサービスの組み合わせで差別化を図っているとMaeoka最高経営責任者は強調している。Farmácias Nisseiチェーンはパラナ州最大の薬局チェーンで、現在 300 店舗以上を運営している。
Poupafarma薬局チェーンは2022年に1億1,700万レアルの損失を被り、市場での融資枠の獲得が困難であると報告したことを受け、今年2月に会社更生法を申請した。