海外投資家のブラジル国債所有比率が再び上昇傾向(2023年10月26日付けヴァロール紙)

2023年9月の海外投資家によるブラジルの連邦公的債務(DPF)比率は9.9%に達し、8月の9.25%、7月の9.22%と2カ月連続で前月を上回っている。

今年9月の海外投資家によるブラジルの連邦公的債務(DPF)比率9.9%は、2022年2月に記録した10.0%以降では最高の占有率を記録している。

今年9月の海外投資家による連邦政府の対内債務残高(DPMFi)は5,800億レアルを記録、9月の連邦政府の対内債務残高(DPMFi)は、5兆8,340億レアルと8月の6兆270億レアルよりも1930億レアル減少を記録している。

金融機関関連の海外投資家のブラジル国債残高は、798億9,000万レアルに達しており、連邦政府の対内債務残高(DPMFi)の28.55%と最大の比率を占めている。

国庫庁公的債務業務担当のRoberto Lobarinhas調査官は、今後も海外投資家がブラジル国債への投資を増やし続けるかどうかは現時点では不明であるが、ブラジル国債の保有者の多様化は、債務管理にとって有益であると説明している。

主に海外投資家が7月に満期を迎えた保有する固定利付ブラジル国債を、すぐにポートフォリオを再構築し、現在は2桁近くになっているとLobarinhas調査官は説明した。

財務省は連邦公的債務(DPF)が9月末で前月比3.02%減少の6兆750億レアルに達したと説明している。 9月末の連邦公的債務(DPF)6兆750億レアルは、国庫庁の年間ファイナンス計画(PAF)の2023年度の公的債務残高の目標許容範囲の6兆4,000億レアル~6兆8,000億レアルを下回っている。

 

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=56341