6日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、2024年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の3,90%から3,91%.に上方修正したが、2025年のIPCAは前回同様3,50%に据置いている。2023年のIPCAは前回予想の4,63%に据え置いている。
今年末の政策誘導金利Selicは、前回同様11,75%に据置いた一方で、2024年のSelic金利は9,25%、2025年のSelic金利も8,75%それぞれ据置いている。
ブラジル中銀の今年のIPCA指数の中央目標値を3.25%、2024年及び2025年の中央目標値を3.00%、許容範囲は±1.50%を設定している。
今年のGDP伸び率は、前回予想の2,89に据置、2024年のGDP伸び率は1,50%、2025年のGDP伸び率も前回同様1,90%に据置いている。
ブラジル地理統計院(IBGE)は9月1日、2023年第2四半期(4~6月期)の国内総生産(GDP)の成長率が、前期と比較して0.9%増加を記録したとする国民経済統計を発表した。
Valor社の74社のコンサルタント会社や金融機関対象の調査によると、今年のGDP伸び率の最低予想はマイナス0,8%、最高予想は1,1%増加、平均予想は0,3%増加であった。
今年末のレアル通貨に対するドルの為替は前回同様R$ 5,00に据置、2024年末はR$ 5,05、2025年末のドルの為替はR$ 5,10にそれぞれ据え置いている。