ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2023年9月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比マイナス0,3%を記録している。今年8月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比マイナス1.3%に続いて落込みを記録している。
Valor Data社が22社のコンサルタント会社及び金融機関対象の調査では、最低予想はマイナス0.4%、最高予想は1.5%増加、平均予想は0.5%増加であった。
今年9月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前年同月比マイナス1.2%、過去12か月間のサービス部門提供量は4.4%増加、今年初め9か月間の累計では3.4%増加を記録している。
今年9月のサービス部門提供量はCovid-19 パンデミック直前の20020年2月の水準を10.8%上回っているが、過去最高水準を記録した2022年12月の水準を2.6%下回っている。
今年9月のインフレ指数を考慮しない名目サービス部門売上は前月比1.0%増加、前年同月比では3.1%増加を記録している。
調査対象の5部門のうち3部門で前月比マイナスを記録、教育・研究機関などの公共サービス部門は、マイナス1.1%と8月の0.8%増加から一転してマイナスに転じている。
今年9月の情報・通信サービス部門のサービス提供量はマイナス0.7%を記録して7月から3カ月連続でマイナスを記録、輸送部門もマイナス0.2%と8月のマイナス2.1%に引き続いてマイナスを記録している。
一方今年9月のサービス提供量で増加を記録したのは、一般家庭向け部門のサービス提供量は3.0%増加と8月のマイナス3.7%から一挙に反転、その他のサービス部門は0.8%増加を記録している。
2023年7月から9月の各部門別のサービス提供量の増減推移
過去1年間のサービス部門提供量の月間推移