ペトロブラスの新5 か年計画の投資総額は1,000億ドル突破か(2023年11月22日付けヴァロール紙)

今月23日に発表が予定されているペトロブラス石油公社の2024年-2028年の新5 か年計画の投資総額は、最低でも860億ドル、最高予想は1,050億ドルと1,000億ドルを突破する可能性が予想されている。

仮にペトロブラス石油公社の新5 か年計画の投資総額が1050億ドルに設定されれば、年間平均の投資額は210億ドルに達する可能性があり、ブラジル企業としては最大の投資を継続する。

新規5 か年計画の投資総額は、現行の2023年から2027年の投資計画よりも80億ドル増加を余儀なくされる要因としてインフレによる投資減少をカバーするために上乗せされている。

ペトロブラスの現行の計画では、投資総額780億ドル、そのうち83%は石油・天然ガス探査と生産に向けられる予定。 11月初旬、ペトロブラスはサプライヤー市場における困難なシナリオを理由に、2023年の設備投資見通しを160億ドルから130億ドルに引き下げた。

ペトロブラスが探査と生産への投資を総投資額の80%未満に削減した場合、市場のストレスはさらに大きくなる可能性があるとAtiva Investimentos社のアナリストIlan Arbetman氏は分析している。 このシナリオは、再生可能エネルギーへの資源投資を増やすというペトロブラスの決定の結果として生じる。

同社は今年、設備投資の6%から15%をエネルギー転換に関連する資産に割り当てることを承認した。市場では、ペトロブラス社のポートフォリオに、この資金すべての配分を正当化するのに十分で収益性の高いプロジェクトがあるかどうかについて懸念が生じている。

ペトロブラスが PT の前政権時代に広範なプロジェクトのポートフォリオへの投資は、その多くが利益を生まなかったが、世界最大規模の社債発行を余儀なくする決定的な要因となった。またこの期間中、石油の国際コモディティ価格の長期低迷もあり、同社の業績に悪影響を及ぼしていた経緯があった。

ペトロブラスの2024年から2028年の新規投資額は、950億ドルから1,050億ドルになるとUBS BBは見込んでいる。ゴールドマン・サックス社は900億ドルの投資を予測しており、計画の開示は投資家が監視すべき潜在的な短期リスクとして分類している。

taú BBA もゴールドマン・サックス社同様の投資額を予想している。 BTG Pactual の予想は 860 億ドルだが、潜在的な合併や買収は考慮していない。

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