ブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートは今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回予想の4,55% から4,53%に下方修正している。
2024年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回予想の3,91%に据置、また2025年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も3,50%に据置いている。
今年末の政策誘導金利Selicは前回同様11.75%に据置、2024年末は9,25%、2025年末のSelic金利は8,75%それぞれ据え置いている。
ブラジル中銀の今年のIPCA指数の中央目標値を3.25%、2024年及び2025年の中央目標値を3.00%、許容範囲は±1.50%を設定している。
今年のGDPの伸び率は前回予想の2,85%から2,84%に下方修正している。2024年のGDPの伸び率は前回予想の1,50%、2025のGDPの伸び率は前回予想の1,93%に据置いている。
ブラジル地理統計院(IBGE)は9月1日、2023年第2四半期(4~6月期)の国内総生産(GDP)の成長率が、前期と比較して0.9%増加を記録したとする国民経済統計を発表した。
ヴァロール紙が74社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査によると、今年第2四半期のGDP伸び率の最低予想はマイナス0.8%、最高予想は1.1%増加、平均予想は0.3%増加であった。今年第3四半期のGDP伸び率は12月5日に発表される。
レアル通貨に対するドルの為替は前回同様にR$ 5に据置、2024年はR$ 5,05、2025年はR$ 5,10にそれぞれ据え置かれている。
的中率が最も高いトップは今年のインフレ指数を前回予想の4,43% から4,47%に上方修正、2024年のインフレ指数は3,39%、2025のインフレ指数は3,25%に据置いている。
今年末のレアル通貨に対するドルの為替は前回同様R$ 4,92、2024年末はR$ 4,80、2025年末はR$ 4,78それぞれ据え置いている。
2023年、2024年、2025年のIPCA指数の推移予想
2023年、2024年、2025年のSelic金利の推移予想
2023年、2024年、2025年のGDP伸び率の推移予想
2023年、2024年、2025年のレアル通貨に対するドルの為替の推移予想