10月の国庫庁の歳入総額は2,156億レアル(2023年11月27日付けヴァロール紙)

2023年10月の国庫庁のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は、前年同月比0,1% 微増の2,156億200万レアルに留まった一方で、今年初め10カ月間の累積実質歳入総額は、前年同期比マイナス0,68%の1兆9,070億レアルを記録している。

10月の国庫庁の実質歳入総額2,156億200万レアルは、統計を取り始めた1995年初めからでは最高の歳入総額を記録、また今年初め10カ月間の累積実質歳入総額1兆9,070億レアルは、2022年同期に次ぐ番目の記録となっている。インフレ指数は差引かない10月の国庫庁の名目歳入総額は、前年同期比4,93%増加しているが、今年の月間名目歳入総額では2番目に少ない名目歳入総額に留まっている。

10月の国庫庁の実質一般歳入総額は、前年同月比0,71%増加の1,955億8,400万レアルを記録、また今年初め10カ月間の累積実質一般歳入総額は、0,65%増加の1兆8,060億レアルを記録している。

10月の国庫庁の一般歳入以外の臨時歳入総額はマイナス5,42%の200億1,800万レアル、また今年初め10カ月間の累積臨時歳入総額は、マイナス19,69%の1,007億900万レアルを記録している。

10月の工業製品税IPIの税率引き下げによる19憶レアルの歳入減少が挙げられる。また燃料に対する社会保障賦課金(Cofins)並びに社会統合基金(PIS)の税率引き下げで14億6,000万レアルの減収を記録している一方で、燃料輸出に対する増税で4,700万レアルの増収に結び付いている。

今年初め10カ月間の燃料に対する社会保障賦課金(Cofins)並びに社会統合基金(PIS)の免税や減税による歳入は287億1,000万レアル減少、工業製品税(IPI)は190億レアルの減少を記録している。

また給与関連は68億2,100万レアル、健康保険関連は26億4,400万レアル、純益に対する社会納付金(CSLL)は26億900万レアル、零細・小企業向け簡易税務申告(Simples Nacional)関連は528億7,300万レアルの減少を記録している。

 

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