11月のリテール部門経営者の景況感指数(ICEC)は悪化(2023年11月27日付けヴァロール紙)

全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)のリテール業界の企業経営者対象の景況感調査によると、2023年11月の企業経営者の景況感指数(ICEC)は、Black Fridayやクリスマス商戦にも拘らず前月比マイナス1,9ポイントの110,3ポイントまで減少、また前年同月比ではマイナス16,4ポイントと二桁台の下落を記録している。

ブラジルのマクロ経済の不確実性で、小売部門は今後 6 か月間困難な見通しに直面すると全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)では予想している。

例えば、財政リスク、依然として高い金利、税制改革による増税の可能性などは、ブラジルの経済活動に対する危険信号に寄与する要因となっている。ビジネスマンの将来への期待を測る指標は、0.6%減少し、2021年4月以来最大の減少を記録している。

リーテル業界企業経営者の10人中6人が、現状の不確実性を反映して経済活動と販売実績の悪化を認識していると報告している。

現状の不確実性を反映して今後の経済活動警戒が高まるにつれ、リテール業界の雇用意欲は低下すると予想されており、11月の雇用意欲指標は、前月比マイナス1.1%、前年同月比では15.2%減少している。

 

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