ブラジル・金融マーケット業者協会(Anbima)の発表によると、2023年11月のブラジル国内の金融市場における資金調達向け社債発行などによる発行総額は、前年同月比96%増加の445億レアルに達している。
11月のブラジル国内の資金調達向け社債発行総額は、前年同月比200%増加の254憶レアルに達して、11月の資金調達総額の57%を占めている。
今年11月は新規株式公開(IPO)がなかったため、変動金利付けによる資金調達額は11億レアルに留まった。2022年2月以降、ブラジルの株式市場での新規株式公開によるに上場した企業は存在しない。
今年11月の社債発行による資金調達の主な用途がインフラ投資であり、全体の29%強を占めている。償還期間は 7.9 年と平均の 8.8 年を下回っている。
今年11月のアグリビジネス債権(CRA)発行総額は48億レアルと不動産債権(CRI)の発行総額は40億レアルで合わせて資本市場の発行高のほぼ20%を占めた。
今年初め11か月間の金融市場による資金調達総額は、前年同期比マイナス18%に相当する3,840億レアル、そのうち社債発行による資金調達総額はマイナス16%に相当する1,966億レアルに留まっている。