2023年11月のブラジルの経常収支は15億5,300万ドルの赤字計上 (2024年1月3日付けヴァロール紙)

ブラジル中央銀行の発表によると、2023年11月のブラジルの経常収支は15億5,300万ドルの赤字計上、前年同月の2022年11月のブラジルの経常収支は、16億4,700万ドルの赤字であった。

昨年11月のブラジルの過去12か月間の累積経常収支は、GDP比1,56%に相当する336億5,500万ドルの赤字を計上している。

昨年11月の海外投資家による対内直接投資残高は77億8,000万ドル、前年同月の対内直接投資残高は75億8300万ドルを僅かに上回っている

昨年11月のブラジルの過去12か月間の累積対内直接投資残高は、GDP比2,68%に相当する577億1,800万ドルに対して前年同期のGDP比4,01%を大幅に下回ったが、累積経常収支残高を十二分にカバーできる対内直接投資残高を記録している。

昨年11月の海外投資家によるブラジル国内の金融関連投資は、41億8,700万ドルと前年同月の28億1,100万ドルを大幅に上回っている。

そのうちブラジル国債などの債券市場への投資残高は26億400万ドル、8 億 3,300 万ドルの純流入を記録している。一方サンパウロ証券取引所B3やニュヨーク証券取引所を介した株式市場投資は17億3,800万ドルの黒字を記録している。

昨年11月の海外投資家による利益・配当金送金総額は36億7,700万ドルと前年同月の31億4,000万ドルと約5億ドル上回っている。また今年初め11か月間の累積利益・配当金送金総額は401億5,900万ドルを記録している。

 

 

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