ゼツリオ・バルガス財団ブラジル経済研究所(FGV/Ibre)の調査によると、2023年12月の住宅賃貸調整率(IVAR) は前月比マイナス1,16%を記録、11月のマイナス0,37%に続いて2カ月連続でマイナスを記録している。
また今年10月の住宅賃貸調整率(IVAR) は、前月比1.80%増加と9月のマイナス1.74%から一挙に大幅に反転していた。今年初め11か月間の過去12カ月間の累計住宅賃貸調整率(IVAR) は、7.46%増加を記録している。
今年12月の都市別住宅賃貸調整率(IVAR)の比較では、リオ市は11月の+2,83%増加からマイナス-3,30%と大幅に反転、サンパウロ市も0,98%増加からマイナス-1,62%を記録している。
前記同様に南大河州のポルトアレグレ市はマイナス0,67%からマイナス-0,10%、唯一ミナス州のベロ・オリゾンテ市はマイナス-1,41%から+0,68%増加に反転している。
住宅賃貸調整率(IVAR)は、ブラジル国内の不動産市場における住宅家賃の月次推移を測定するために用いられているが、次回の調査発表は2月7日が予定されている。