最終フォーカスレポートは今年のインフレ指数を4,47% に上方修正(2024年1月8日付けヴァロール紙)

8日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートは、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4,46%から4,47%にわずかながら上方修正している。

また2024年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回同様3,90%、2025年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も前回同様3,50%にそれぞれ据え置かれている。

2024年末の政策誘導金利 Selicは前回同様に9,00% に据置2025年末のSelic金利も8,50%、2026年末のSelic金利も8,50%に据え置いている。

ブラジル中央銀行は、昨年12月13日に開催されたブラジル中央銀行の通貨政策委員会 (Copom) は、政策導入金利(Selic)を現行の12.25%を0,50%引き下げて11.75%に決定していた。

ブラジル地理統計院(IBGE)が昨年11月14日か12月14日までの30日で計測する昨年12月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)は0,40%上昇。昨年の累積拡大消費者物価指数(IPCA-15)は4,72%を記録している。ブラジル中銀の今年のIPCA指数の中央目標値を3.25%、2024年及び2025年の中央目標値を3.00%、許容範囲は±1.50%を設定している。

2023年のGDP伸び率は2,92%を予想、2024年は前回予想の1,52% から1,59%に上方修正した一方で、2025年のGDP伸び率は2,00%.に据置いている。

2023,年第3四半期のGDP伸び率は0,1%増加したが、バロール紙が71社の金融機関とコンサルティング会社から集めた事前の平均予想のマイナス0. 2%を大幅に上回る伸び率を記録。最低予想はマイナス0. 6%、最高予想は0,5%増加であった。

2024年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$ 5,00に据置、2025年はR$ 5, 03からR$ 5,00に上方修正。2026年末のドルの為替はR$ 5, 10に据置いている。

的中率が最も高いトップ5は、今年末のインフレ指数IPCAを前回予想の4,48% から4,50%に上方修正している。また来年のIPCA指数は前回同様3,30%、2025年のIPCA指数も3,18%に据置いている。

また今年末のドルの為替は前回同様R$ 4,70、2025年末はR$ 4,80、2026.年末のドルの為替はR$ 4,90にそれぞれ据え置いている。

2023年、2024年、2025年のIPCA指数の推移予想

2023年、2024年、2025年のSelic金利の推移予想

2023年、2024年、2025年のGDP伸び率の推移予想

2023年、2024年、2025年のレアル通貨に対するドルの為替の推移予想

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