今月8日のブラジル中央銀行の発表によると、2023年のポウパンサ預金は、引出総額が預入総額を878億1,900万レアル上回り、大幅な赤字を計上している。 また昨年12月のポウパンサ預金は、137億7,100万レアルの大幅な赤字を計上していた。
政策誘導金利Selicが依然として二桁台に留まっているために、ポウパンサ預金からの資金引上げが続いており、2023年末のポウパンサ預金残高は9,830億3,300万レアルと2022年末の9,989億4,300万レアルよりも大幅に減少している。昨年12月のポウパンサ預金の利払い総額は、53億9,600万レアルを記録している。
2023年のポウパンサ預金から不動産クレジット(SBPE)向け資金提供総額は723億9,300万レアル、昨年12月の資金提供額は102億5,400万レアル、昨年末の不動産クレジット(SBPE)向けクレジット残高は7,470億8,100万レアルに達している。
2023年のポウパンサ預金から農村クレジット(SBPR)向け資金提供総額は154億2,500万レアル、昨年末の農村クレジット(SBPR)向けクレジット残高は2,359億5,200万レアルを記録している。