今年の食肉輸出は好調維持か(2024年1月9日付けヴァロール紙)

中国によるブラジルの食肉輸入の遅延、食肉の国際コモディティ価格の減少、世界中での鳥インフルエンザの発生にも関わらず、ブラジルの食肉輸出業界は、牛肉、豚肉、鶏肉のたんぱく質の輸出量が記録的な数量で2023年を終えることができた。

昨年の牛肉、豚肉及び鶏肉すべてのケースで輸出による収益が増加に繋がったわけではないが、今年も昨年に引き続きブラジルの食肉輸出は好調を維持すると予想されている。

ブラジル動物蛋白質協会(ABPA)発表によると、2023年の生鮮品と加工品を含む豚肉輸出量は、中国向けの輸出量が減少したにもかかわらず、前年比9.8%増加の120万トンと過去最高を記録した。

昨年のブラジルの豚肉輸出金額は、前年比9.5%増加の28億ドルと過去の記録を更新、特にアジアおよびアメリカ大陸向けが好調であった。

今年の豚肉輸出は、伝統的な輸出相手国以外にも新規市場開拓による輸出拡大を図るとブラジル動物蛋白質協会(ABPA)のRicardo Santin会長は説明している。

2023年のブラジルの鶏肉輸出は前年比6.6%増加の510万トンしたが、輸出金額は僅か0.4%微増の98億ドルに留まっていた。

 

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