開発商工サービス省(MDIC) 経済省通商局(Secex)の発表によると、2023 年のブラジルの中国向け輸出は1,000億ドル突破、対中国の貿易黒字は511億ドルに達している。
また2023 年のブラジルの貿易収支は988億ドルと過去最高記録を更新したが、今年の中国向け輸出金額は、中国の国内経済の停滞で昨年を下回ると予想されているが、中国は依然としてブラジルにとって最大の貿易相手国を継続する。
昨年の対中国の貿易黒字511億ドルは、2022年の貿易収支黒字286億8,000万ドルの約2倍近い貿易黒字を計上している。
昨年の中国向け輸出は前年比16.6%増加の1,043億1,000万ドルに対して、中国からの輸入は前年比1.7%微増に留まった。昨年の中国向け輸出金額は全体の30.7%を占めているが、2022年は26.8%であった。
昨年の中国からのブラジル向け輸出は、前年比マイナス12.5%の531億8,000万ドルに留まったが、ブラジルの輸入シェアの22.1%を占めており、ブラジルにとって中国は依然として世界トップのシェアを占めている。
ブラジルから中国向け輸出額は、2019年の634億ドルから2022年には総額894億ドルに達し、2023年には1,000億ドルを突破したとAZ Quest社エコノミストのLucas Barbosa氏は説明している。
2010年~2023年までのブラジルの中国向け輸出金額の推移