2023 年のブラジルの新車生産は前年比マイナス1.9%の230万台(2024年1月10日付けヴァロール紙)

10日の全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2023年のトラックやバスを含む新車生産台数は、前年比マイナス1.9%の230万台を記録している。

2023年のトラックやバスを含む新車生産台数が前年比マイナス1.9%の230万台に留まった要因として、トラック販売が前年比37.5%と大幅に減少した一方で、乗用車生産はルーラ政権が採用した5月実施開始、6月末まで継続された大衆車購買促進プログラムが功を奏して1.3%微増している。

2023年12月の新車生産は、伝統的に自動車業界では、年末休暇に併せて集団休暇制度採用で前年同月比マイナス10.4%の二桁台の大幅な生産減少を記録していた。

昨年のトラック販売の大幅な落ち込み要因として、2023年からの新規排ガス規制導入予定による2022年下半期からの駆け込み需要が大きく影響していると全国自動車工業会(Anfavea)のMárcio de Lima Leite会長は指摘している。

2022年下半期のトラック業界には、駆け込み需要を見込んだ6万台のトラックの在庫があり、2023年末までに約3万8千台のトラック在庫があった。

2023年のトラック販売では新排気規制のProconve P8若しくはEuro 6搭載のトラック販売は53%と約半分であったが、残り47は2022年生産のトラック販売であった。過去5年間のトラック販売のうち新型トラック販売は77%を占めている。

2023年のバス販売では新排気規制のProconve P8若しくはEuro 6搭載のバス販売は、44%と過去5年間のバス販売の67%を大幅に下回っていた。

 

 

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