22日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートは、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の3,87%から3,86%に修正している。
2025年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も前回同様3,50%、2026年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も前回同様3,50%にそれぞれ据え置かれている。
2024年末の政策誘導金利 Selicは前回同様に9,00% に据置。2025年末のSelic金利も8,50%、2026年末のSelic金利も8,50%に据え置いている。
2023年のIPCA指数は4,62%と許容上限値の4,75%を僅かながら下回ったが、中央目標値は3,25%、許容範囲は±1,50%に設定されていた。
また2024年, 2025年並びに2026年のIPCA指数の中央目標値は3,00%、許容範囲は±1,50%に設定されている。2024年伸び率は前回予想の1,59%に据置、2025年及び2026年のGDP伸び率は2,00%.に据置いている。
2024年のGDP伸び率は、前回予想の1,59% から1,60%と若干上方修正されたが、2025年及び2026年のGDP伸び率は2,00%.に据置いている。
2023年第3四半期のGDP伸び率は0,1%増加したが、バロール紙が71社の金融機関とコンサルティング会社から集めた事前の平均予想のマイナス0. 2%を大幅に上回る伸び率を記録。最低予想はマイナス0. 6%、最高予想は0,5%増加であった。2023年のGDP伸び率は3月1日に発表される。
2024年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$ 4,95からR$ 4,92に上方修正、2025年はR$ 5,00に据置。2026年末のドルの為替はR$ 5,06からR$ 5,05に上方修正されている。