2023 年のブラジルのフルーツ輸出は前年比6% 増加(2024年1月22日付けヴァロール紙)

2023 年のブラジルのフルーツ輸出は、前年比5,9% 増加に相当する111万トンを記録、フルーツ輸出金額は、前年比23,5%と二桁増加の13億4000万ドルを記録している。

国家配給公社(Conab)によると、今週22日に発表したブラジル園芸市場近代化プログラム(Prohort)の最新統計データーによると、昨年のブラジルのフルーツ輸出の主な生産地として、北大河州はフルーツ輸出全体の25%を占めてトップ、続いてペルナンブーコ 州19%、バイーア州 18%、サンパウロ州 13%、セアラ州は 11%で5位となっている。

昨年のブラジルのフルーツ輸出トップはマンゴー、続いてレモン、オレンジ、メロン、ブドウ及びスイカが続いている。

昨年のブラジルのフルーツ輸出が増加した一因として、ペルー、エクアドル、スペインなどの国々の異常気象問題による減産も、ブラジルの果物輸出にとってチャンスとなっていた経緯があった。

ブラジルは中国ならびにインドに次ぐ世界第3位のフルーツ生産国にも拘らず、フルーツ生産量の95%が国内市場に供給されていることを考慮すると、今後のブラジルからのフルーツ輸出は飛躍的な増加が期待できる。

国家配給公社(Conab)では、昨年1 2月に記録されたブラジルのフルーツ生産地域の厳しい暑さがフルーツの品質に与える影響を排除していない。他のフルーツ輸出国との種有フルーツとの価格競争も価格上昇を妨げる要因となっている。

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