税関検査官のストライキで16州とブラジリア市で税関業務が麻痺(2024年1月22日付けヴァロール紙)

連邦国庫庁関連カテゴリー組合(sindicato da categoria)の発表によると、今月22日から26日まで連邦政府間管轄の空港、港湾及びその他の通関業務関連機関での通関業務停止を先週、連邦税関検査官が発表している。

今週月曜日(22日)午後までに16州とブラジリア連邦直轄地の連邦税関検査官が通関業務停止のストライキ参加を表明していた。

通関業務停止のストライキには、リオ州内の港湾、サンパウロ州のグアルーリョス空港及びヴィラコッポス空港、サントス港湾の連邦税関検査官が参加を表明して通関業務に支障が発生すると予想されている。

通関業務は、貨物がその国への入国または出国に適しているかどうかを確認するために、国庫庁管轄の税関監査官によって実行される。シンディフィスコ通信によると、この手続きの中断は月曜日から始まり、来週金曜日まで継続予定であり、サルバドール税関では火曜日(23日)からストライキに参加が予定されている。

税関業務ストライキ中は、生鮮品、危険品、医薬品、食品のみが通関検査の対象となり、それ以外のすべての通関業務は停止される。 連邦国庫庁関連カテゴリー組合によると、海外の電子商取引店でブラジル国内の個人が購入する商品など、小型パッケージの輸入通関業務まで影響が出ると予想されている。

サントス港では税関検査官のストライキの影響で、今週中に4,200個のコンテナの通関業務の停止される見込みとサントス港湾組合では予想しており、輸入業者にとって通関業務が7日から10日間遅れると予想されている。

サントス港湾局の発表によると、2023年のサントス港の貨物取扱量は約1億7,350万トンで、月平均1,450万トンに相当する港湾ターミナル業務が行われていた。

ヴィラコッポス空港は、今週月曜日は貨物ターミナルが通常通りに運営されており、今週中に起こり得る影響を監視する。22日夜の時点ではグアルーリョス国際空港は空港の貨物状況に関する報告はされていなかった。

検査官は連邦政府に対し、ジルマ・ロウセフ政権時代の2016年に合意されたボーナスの支払いを保証するよう要求している。検査官は給与に加えて、目標の達成に応じてボーナスも受け取ることになる。

この合意により法律 13,464号 が制定され、昨年6 月にルーラ大統領によって規制されたが、連邦政府が2024年度予算の中で法律遵守のために割り当てたのはわずか7億レアルであり、ボーナスを支払うには不十分な財源だったと連邦国庫庁関連カテゴリー組合は不満を述べている。

今月22日から26日まで連邦政府間管轄の空港、港湾及びその他の通関業務関連機関での通関業務停止が予定されている州リスト

São Paulo

Rio de Janeiro

Bahia

Rio Grande do Sul

Paraná

Pará

Roraima

Distrito Federal

Alagoas

Paraíba

Pernambuco

Rio Grande do Norte

Minas Gerais

Goiás

Tocantins

Mato Grosso

Mato Grosso do Sul

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=57273