最終フォーカスレポートでは今年のインフレ指数を3.81%に下方修正

30日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートでは今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を3.86%から3.81%に下方修正している。

.2025年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も前回同様3,50%、2026年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も前回同様3,50%にそれぞれ据え置かれている。

2024年末の政策誘導金利 Selicは前回同様に9,00% に据置。2025年末のSelic金利も8,50%、2026年末のSelic金利も8,50%に据え置いている。

また2024年, 2025年並びに2026年のIPCA指数の中央目標値は3,00%、許容範囲は±1,50%に設定されている。2024年のGDP伸び率は前回予想の1,60%に据置、2025年及び2026年のGDP伸び率は2,00%.に据置いている。

.2023年第3四半期のGDP伸び率は0,1%増加したが、バロール紙が71社の金融機関とコンサルティング会社から集めた事前の平均予想のマイナス0. 2%を大幅に上回る伸び率を記録。最低予想はマイナス0. 6%、最高予想は0,5%増加であった。2023年のGDP伸び率は3月1日に発表される。

2024年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$ 4,92に据置、2025年はR$ 5,00に据置。2026年末のドルの為替は前回同様R$ 5,05に据え置かれている。

フォーカス速報は通常、前週の金曜日までに市場エコノミストから送られた予測に基づいて月曜日の午前8時25分に発行されるが、今回のフォーカスレポートの発表は中銀職員の勤務都合による1日遅れの発表となっている。

 

 

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