1月31日開催のブラジル中央銀行の通貨政策委員会 (Copom) は、政策導入金利(Selic)を現行の11.75%を0,50%引き下げて11.25%に会合に参加していた委員会メンバーは全会一致で決定した。
通貨政策委員会 (Copom) による政策導入金利(Selic)発表前に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が31日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定していた。
今年のインフレ指数の中央目標値は3,5%、2025年のインフレ指数の中央目標値は3,2%に設定、また今年の管理価格インフレ指数は4,2%、2025年の管理価格インフレ指数は3,8%に設定している。
通貨政策委員会 (Copom)の声明では、基準シナリオはフォーカス調査から抽出された金利の軌道を考慮して、為替レートはUSD/BRL 4.95から始まり、購買力平価(PPP)に応じて変化すると説明している。
国際原油のコモディティ価格は今後 6 か月間はほぼ先物曲線に従い、その後は年間 2% ずつ上昇し始めると予想。さらに、2024 年と 2025 年 12 月に「グリーン」関税フラグが設定されるという仮説が採用されている。
また通貨政策委員会 (Copom)声明によると、為替レートの値は、11月の第258回会合で採用され始めた「終了までの10営業日で観測されたUSD/BRL為替レートの平均値を四捨五入する」という手順によって得られた。
2021年以降のSelic金利の推移