ブラジル国内の16州都を含む 25都市の広告に掲載された販売価格を基準にまとめられる1平方メートル当たりの不動産価格動向を取り扱う「FipeZap」によると、2024年1月の個人住宅向けの1平方メートル当たりの住宅賃貸料は前月比1,26%増加を記録している。
.今年1月のサンパウロ市の住宅賃貸料は前月比0,89% 増加したが、最も住宅賃貸料が上昇したのはBrasília市の3,26%増加、続いてサンタ・カタリーナ州ジョインビーレ市の2,34%増加、バイア州サルバドール市は2,32%増加を記録している。
今年1月の最も住宅賃貸料が上昇したBrasília市の3,26%増加に対して、過去12カ月間の累積住宅賃貸料は16,22%増加と広範囲消費者物価指数(IPCA)の4,51%並びに住宅賃貸料調整基準となるインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)の3,32%を大幅に上回っている。
過去12カ月間の住宅賃貸料の上昇幅が最も大きかったのは 1 ベッドルームの物件で 19.24% 上昇し、最も低かったのは 4 ベッドルーム以上の物件で 10.8% 上昇している。
過去12カ月間のサンパウロの住宅賃貸料は13.47%増加を記録している。累計増加率が最も高かった都市はゴイアニア市で 34.05% 増加し、カンピナス (28.3%)、フロリアノポリス (26.54%) が続いた。
1平方メートル当たりの平均住宅賃貸料は43,11レアル、州都の平均住宅賃貸料が最も高いのはサンパウロ市、サンパウロ州内のバルエリ市は59,65レアル、サントスは 46,14レアル、サンタ・カタリーナ州サンジョゼは38,41レアルであった。