2023年のゲルダウ社の純益は前年比マイナス34,3% の75億4,000万レアルに留まる (2024年2月21日付けヴァロール紙)

ブラジル鉄鋼メーカーのゲルダウ社の2023年の純益は、世界的な鉄鋼製品の供給過剰と価格低迷の中での鉄鋼販売の減少と、レアルに対するドル安の為替の影響を受けて、過去番目の業績を記録していた前年比ではマイナス34,3% の75億4,000万レアルに留まっている。

2023年の純売上は前年比マイナス16,4%の689憶レアル、粗鋼生産はマイナス8,8%に相当する1,156万トン、粗鋼製品販売はマイナス4,9%の1,132万トンに留まっていた。

同社の Gustavo Werneck社長は昨年は主に北米での業績により、健全なバランスシートと堅実な財務結果が見られる年となった」と評価。また同氏は「われわれは資産の成長と競争力に焦点を当て、持続可能な開発の新たなサイクルに引き続き注力していく」と説明している。

2023年のゲルダウ社の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、前年比マイナス34,5%の135億レアルに留まっている。

ゲルダウ社の昨年第4四半期の純利益は、前年同期比マイナス51.8%に相当する5億8,680万レアルとなったが、これは当期の減収と12月のアルゼンチンの為替レート切り下げが業績に悪影響を及ぼしたことを反映している。

ゲルダウ社の昨年第4四半期の純売上はマイナス18,1% の147億レアル、Ebitdaはマイナス43,8%に相当する20億4,000万レアルを記録していた。

ゲルダウ社の昨年第4四半期の粗鋼生産量は前年同期比マイナス6.2%の269万トンに留まった要因として、一部の設備のメンテナンス停止により稼働率は64%に低下した。粗鋼製品販売量はマイナス0.6%の266万トンだった。

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