アズール航空はチャプター11 での法的再建手続中のGOL航空買収を検討中(2024年3月5日付けヴァロール紙)

アズール航空は、法律事務所のGuggenheim Partnersのアドバイスを受けて米国の連邦倒産法の第 11 章に規定されているためにチャプター11 と呼ばれる法的再建手続中のGOL航空買収のために、GOL航空の債権者を説得するための提案を進める予定となっている。

ゴール航空買収を進めるためのさらなる試みとして、アズール航空はゴール航空の債権者に対し、司法再建中の同社を買収する提案を行うために、Guggenheim Partnersとの契約以外にもCiti銀行との契約もうわさされている。

アズール航空はブラジル市場でのマーケットシェア拡大のために他社との統合を進めることに常に関心を示してきた。  2020年に始まったラタン航空のでの第11章による法的再建の時点で、アズール航空はチリグループの債権者に資産について提案を行い、中南米ブラジルを巡る公の論争を主導した。しかし、競合他社のプロセスを妨害したにもかかわらず、計画は前進しなかった経緯があった。

ゴール航空は現在、第11章に基づく法的再建のための航空会社(DIP)への融資を支持する債券保有者の支援を受けている。

アズール航空の買収提案は、Golプロセスの出口融資の策定中に具体化される見込みとなっており、このリソースは、DIP の返済に使用されるだけでなく、会社の運営にとって重要な緩衝材でもある。

この期間中に、この融資の構成をめぐって争いが生じる可能性がある。なぜなら、この融資の構成は第11章以降の同社の株式構成を決定するものとなっている。

. ラタン航空では、「チャプター11」以前の主な株主はCueto一族であり、カタール航空、デルタ航空で、資本の約46%を保有し、25%の株式に希薄化され、より大きなシェアを維持しようと努めたにも拘らず、他の債権者は何とか勝ち上がった。

現在、アビアンカ航空も支配している持株会社アブラがゴール航空株の約53%を保有していが、同社にはアズール航空から正式な買収提案はされていない。

今日5日午後1時45分時点の、アズール航空の株価は5.29%上昇して12.53レアルとなり、サンパウロ平均株価のイボベスパで最大の値上がりとなった一方、ゴール航空の株価は4.76%上昇して2.64レアルとなっている。

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