2024年2月のインフレ指数は予想を上回る0.83%を記録(2024年3月12日付けヴァロール紙)

ブラジルの正式なインフレ指数である2024年2月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、1月の0.42%の約2倍に達する0.83%を記録、2023年2月のIPCA指数は0.84%であった。

Valor Data社が38社の金融機関及びコンサルタント会社対象の今年2月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)調査によると、最低予想は0,57%、最高予想は0,88%、平均予想は0,78%であった。

今年2月の過去12カ月間の累計IPCA指数は、1月の4.51%から4.50%と若干減少、Valor Data社の調査では最低予想4.23%、最高予想4.55%、平均予想の4.44%を若干上回っている。

連邦政府の2024年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の中央目標値は3,00%、許容範囲は±1.5%であり、目標下限値は1.50%,目標上限値4.50%と同率となっている。

今年2月のIPCA指数のうち住居部門は1月の0.25%から0.27%と若干上昇、前記同様に輸送部門はマイナス0.65%から0.72%、通信部門はマイナス0.08%から1.56%それぞれを大幅に上昇している。

一方今年2月のIPCA指数が減少したのは、食糧・飲料部門で1.38%から0.95%、家庭用品部門は0.22%からマイナス0.07%、衣類部門は0.14%からマイナス0.44%、健康・パーソナルケア部門は0.83%から0.65%、個人消費部門は0.82%から0.65%それぞれ減少している。

2023年2月~2024年2月までのIPCAの月間推移

 

2023年2月~2024年2月までのIPCAの中央目標値(青色)、上限値(赤色)、過去12カ月間の累計(緑色)の月間推移

2024年2月のIPCA指数の部門別増減

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