2024年上期の第1回フォーラム開催

2024年上期の第1回フォーラムは、2024年3月13日午前9時から10時30分までテーマ:2023年度下期の振り返り並びに今後の展望 副題:「2024年、ブラジル民間投資拡大の可能性~現地市場ニーズの取り込みに向けて~」について、金融部会、コンサルタント部会並びに食品部会共催で開催。司会はフォーラム委員会の木村康宏委員長が務めた。

初めに金融部会の岩尾玄部会長が挨拶を行い、銀行業界発表者の久井氏はブラジル経済動向として、主要マクロ経済指標の主要項目別GDP、産業別GDP、物価指標、労働指標、市場動向、為替レート変動要因などについて説明した。

続いて北村倫章副部会長は、保険業界の2023年動向ポイントとして、年間保険料収入の推移、自動車、火災・新種その他、生命・障害や貨物などの保険種目別保険料及び損害率、ブラジル保険市場の成長見通しなどについて説明した。質疑応答では海外投資家のブラジルに対する評価および見通し。アメリカ大統領選挙結果によるブラジルへの影響。今後の保険料の傾向が挙げられた。

続いてコンサルタント部会の天野部会長は、ブラジル経済・経営環境ではブラジルのM&A取引件数の推移、税制動向では新移転価格税制への移行、間接税改正の成立及び動向、景況感指数に見る経済動向などについて説明。在伯日本大使館の泰松公使は、最近のブラジル情勢及び民間投資拡大の可能性、ブラジルの貿易相手国、ボラ汁の輸出及び輸入の主要品目、新産業政策NIBの概要及び6つのミッションでは農業サプライチェーンのデジタル化。強靭なヘルス経済産業。都市インフラ。産業のデジタル・トランスフォーメーション。バイオエコノミー、脱炭素、エネルギー移行、防衛について説明した。

最後の食品部会の尾崎英之部会長は、食品部会会員企業の構成では会員企業15社、サブ会員企業27社で構成。市場及び会員企業状況では食品業界全体の動向、カテゴリー別動向及び会員企業状況では調味料、酒類、即席めん、乳酸菌飲料、コーヒー、チョコレート、たばこ、外食、輸入卸、BtoB、農産加工。副題の「2024年、ブラジル民間投資拡大の可能性~現地市場ニーズの取り込みに向けて~」では、ブラジル経済、個人消費の展望、各業界市場の展望、自社事業の戦略、取組を紹介。会員企業各社トピックスでは、梅田委員、鈴木副部会長、尾崎部会長が会員企業のトピックスを紹介。質疑応答では2023年のブラジルの食品志向、多様化。今年の食品部会のイノベーションや投資傾向等が挙げられた。

発表資料掲載

金融部会フォーラム資料

コンサルタント部会資料

日本大使館資料(商工会議所部会長フォーラム)

食品部会資料

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=58209