ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2024年1月のサービス部門提供量(生産性指標)は前月比0.7%増加、昨年12月の0.7%増加に続いて大幅な増加を記録している。
Valor Data社が27社のコンサルタント会社及び金融機関対象の調査では、最低予想はマイナス1.5%、最高予想は0.3%増加、平均予想のマイナス0.5%を大幅に上回る0.7%増加を記録している。
1月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前年月比4.5%増加と予想を大幅に上回る増加幅を記録、Valor Data社の調査では、最低予想はマイナス1.7%、最高予想は3.3%増加、平均予想の1.5%増加であった。
今年1月のサービス部門提供量は、Covid-19パンデミック直後の2020年2月の水準を13.5%と大幅に上回っているが、過去最高を記録した2022年12月の水準を0.7%下回っている。
今年1月のサービス部門提供量の調査対象の5部門のうち4部門で前月比増加を記録、特に情報通信部門は1.5%増加と4カ月連続で増加を記録、4か月間の累積サービス量は3.8%増加、教育・研究機関などの公共サービス部門は1.1%増加、輸送部門は0.7%増加を記録している。その他のサービス部門は前月のマイナス1.2%から0.2%増加に転じている。
今年1月のサービス部門で唯一前月比でマイナスを記録したのは、一般家庭向け部門のサービス提供量はマイナス2.7%を記録したが、昨年11月及び12月の累積提供量は7.4%増加を記録していた。
2023年1月~2024年1月までの月間サービス量の増減推移
2023年1月~2024年1月までの過去12カ月間の累積月間サービス量の増減推移