2022年末のSelic金利は7.0%予想(2021年7月12日付けエスタード紙)

12日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、今年末の政策誘導金利(Selic)は、前回予想の6.50%から6.63%に上方修正されたが、1か月前の予想は6.25%であった。

また2022年末の政策誘導金利(Selic)は、前回予想の6.75%から7.00%に上方修正されたが、1か月前の予想は6.50%であった。2023年末並びに2024年末のSelic金利は、前回同様6.50%に据え置かれている。

3月17日開催された中銀の通貨政策委員会(Copom)は、政策導入金利(Selic)を7ヶ月連続で過去最低の2.00%を維持していたにも関わらず、食料品並びに燃料価格が牽引しているインフレ圧力を抑制するために、一挙に0.75%引上げて2.75%の決定を余儀なくされた。その後5月並びに6月のCopom委員会でも連続して0.75%引上げ、4.25%になっている。

今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の6.07%から6.11%に上方修正したが、1か月前の予想は5.82%であった。一方2022年のIPCA指数は、前回予想の3.77%から3.75%若干下方修正している。1か月前の予想は3.78%であった。

また2023年のIPCA指数は、前回同様3.25%に据え置かれたが、2024年のIPCA指数は、前回予想の3.25%から3.16%に下方修正されている。

今年のIPCA指数の中央目標値は3.75%、許容範囲は±1.50%に相当する最低2.25%、最高5.25%に設定されている。また2022年のIPCA指数の中央目標値は3.50%、2022年は最低2.00%、最高5.00%に設定している。2023年の中央目標値は3.25%、最低1.75%、最高4.75%が設定されている。2024年の中央目標値は3.00%、最低1.50%、最高4.50%が設定されている。各年のインフレ目標値は国家通貨審議会(CMN)によって設定されている。

今年のGDP伸び率は、前回予想の5.18%から5.26%に上方修正されたが、1か月前の予想は4.85%であった。また2022年のGDP伸び率は、前回予想の2.10%から2.09%と若干下方修正されたが、1か月前の予想は2.20%であった。年初の今年のGDP伸び率予想は3.4%であった。

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