マガジン・ルイザ社は、10億レアル+株式譲渡でKabum!を買収(2021年7月15日付けエスタード)

モバイル、ウェブサイト、​および実店舗のマルチチャネル小売プラットフォームを運営するマガジン・ルイザ社は、ゲーム機器や音響機器販売を主力とするEコマースのKabum! 社の買収を発表、マガジン・ルイザ社にとっては過去最大の買収案件となる。

同社のKabum!社の買収は、2024年迄の3段階の分割払いであり、第1段階としてキャッシュで10億レアルを支払う。第2段階並びに第3段階の支払として、マガジン・ルイザ社はフォローアップで総額35億レアルに相当する株式譲渡での支払いを計画している。

Kabum! 社は2003年にサンパウロ州リメイラ市で創立、過去12か月間の売上は34億レアル、利益は3億1,200万レアル、2020年末にItaú BBA社を介して売りに出していた。

Kabum! 社の共同オーナーのチアゴ及びレアンドレ・ラモス兄弟の資産を売却する意図は、プラットフォームにとって最善の方法は規模なエコシステムとの組み合わせであり、いずれ業界大手が我々のニッチ市場に参入してきて吞み込まれる前の売却を決定している。

Kabum! 買収の第1段階としてキャッシュで10億レアルを支払う。第2段階として、7,500万レアル相当のマガジンルイザ社の株式を1年半かけて譲渡、第3段階の支払として、2024年1月にKabum! との契約内容の遂行に応じて、最大5,000万レアルに相当する株式を譲渡する。

15日にマガジンルイザ社は、1億5,000万株の追加公募増資(フォローオン)を発表、今月26日にサンパウロ証券取引所(B3)でオファーを開始するが、14日に同社の普通株価の終値は22.93レアルであリ、34億3,900万レアル前後に相当する資金調達が見込まれている。

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