今年のオートバイ生産を122万台と大幅に上方修正(2021年8月11日付けヴァロール紙)

マナウスフリーゾーンでオートバイを生産している各二輪車メーカーは、今年の二輪車の国内販売並びに輸出共に大幅な上方修正を行っている。

今年7月のオートバイ生産は、伝統的に義務教育が一斉に冬休みに合わせた従業員の集団休暇導入による影響で前年同月比3.0%減少、前月比でも9.9%減少の9万5,000台に留まっている。

ブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)の発表によると、今年初め7か月間の二輪車生産は、Covid-19パンデミックによる影響で昨年3月末から5月にかけて生産中止を余儀なくされていた前年同期比では、35.4%増加の66万3,900台と大幅増加を記録している。

1月から2月にかけて新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大、入院患者の治療に必要な酸素が危機的な不足状況に陥ったために、今年初めのマナウスフリーゾーンの二輪車生産は、壊滅的な減産を余儀なくされていたが、3月末から徐々に回復傾向となり、昨年下半期は正常時の生産体制に戻っている。

新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大に陥っていた今年初めの今年の二輪車生産は、僅か106万台に留まると予想されていたが、今では昨年比26.8%増加に相当する122万台に上方修正されている。

今年7月の二輪車生産は、前年同月比32.2%増加の11万2,500台を記録、前月比では5.5%増加、今年初め7か月間の累計二輪車生産台数は、前年同期比44.5%増加の62万9,200台、今年の二輪車の新車登録台数予想は、前回予想の91万5,200台を24.6%上回る114万台に上方修正されている。

今年7月の二輪車輸出は、前月比36.0%増加の6,000台、今年初め7か月間の累計輸出台数は、前年同期比の約2倍に相当する3万2,300台を記録、特にアルゼンチン、コロンビア並びに米国向け輸出が順調に推移している。今年の二輪車輸出は、前回予想の4万台から5万台に上方修正、昨年比では51.0%増加を予想している。

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