(ZOOM)第一回オンラインフォーラム開催 2021年8月25日

金融部会並びにコンサルタント部会合同の第一回フォーラムは、2021年8月25日午前9時30分から10時30分まで100人以上が参加して開催、進行役は森谷伸晃フォーラム委員長が務め、初めに村田俊典会頭が開催挨拶で、オンラインフォーラム開催は、ブラジルでのビジネスを行う上で多くの情報を入手する必要性に対応するために、各部会の貴重な情報を会員企業が共有して、企業経営に生かす目的を説明した。

初めに金融部会の讃井慎一 部会長は、「2021年上期の回顧と下期の展望」について、ブラジルの経済動向では、コロナ禍の回顧ではブラジル全国並びにサンパウロ市のコロナ感染状況、ワクチン接種、金利、為替、展望では主なリスク要因として、コロナ異変株の感染拡大、大統領選挙、各種改革の停滞、米国のテーパリング、主要マクロ経済に通しではGDP,インフレ、金利並びに為替レートの推移及び予測、またマクロ経済指標では貿易収支、小売売上動向指数、基礎的財政収支、株価、Selic金利、インフレ並びに為替レート予測では、金融部会の予測は、中銀FOCUSレポート予測よりも強気。銀行業界動向では、個人、法人、農業、鉱工業並びにサービス部門別貸出残高推移、平均貸出利鞘率推移、不良債権比率推移について説明。質疑応答ではオープンバンキング、貸出金利の今後の見通しが挙げられた。

三宅誠一郎副部会長は、保険業界動向について保険料収入推移、保険種目別保険料・損害率は自動車、火災、生命並びにマリン保険、ブラジルの今後の保険市場の成長見通しでは、損害保険や生命保険について説明した。

コンサルタント部会の笹澤誠一部会長は、「2021年度上期の振り返りと今後の見通し」について、主に消費者マインドの見通しとして、今年1月から2月に約1,000人対象のEY Cosumer Index2021のアンケート結果からピックアップ、ブラジル及び世界18カ国の長期的な変化や影響に対する意識、パンデミックの影響に対する懸念、ブラジルの消費習慣の変化、企業に対する意識、生活行動・習慣の変化、長期的な仕事及び学習の変化、パンデミック後の支出の変化、交通手段の変化、オンラインショッピングにおける不満点、運動習慣の変化、将来の購入チャンネル、まとめでは新しい付加価値を捉えることの競争の優位性などについて説明した。

PDF 金融部会「2021年上期の回顧と下期の展望」_

PDF コンサルタント部会「2021年度上期の振り返りと今後の見通し」

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