今年第2四半期のGDP伸び率はマイナス0.1%を記録(2021年9月1日付エスタード紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2021年第2四半期のブラジルの国内総生産GDP伸び率は前四半期比マイナス0.1%を記録している。

ブロードキャストプロジェクションの今年第2四半期の平均GDP伸び率は0.2%増加が予想されていた。最低予想はマイナス0.3%、最高予想は0.7%増加であった。

今年第1四半期GDP伸び率は、国内消費は緩やかな増加に留まっていた一方で農畜産部門並びに鉱業部門の国際コモディティ価格高騰による輸出が好調で前四半期比1.2%増加していた。

今年第1四半期のGDP伸び率を牽引したのは、国内経済の70%強を占めるサービス部門が0.7%増加で牽引した一方で、GDPの60%を占める一般消費は前四半期比で同水準で推移している。

サービス業部門はCOVID-19パンデミックによる外出自粛要請によるレストラン、ホテル、旅客輸送、映画館の営業が大きな影響を受けていた。

今年第2四半期のブラジルのGDP伸び率は前四半期比マイナス0.1%、内訳では農畜産部門のGDP伸び率はマイナス2.8%、鉱工業部門マイナス0.2%、サービス業部門0.7%増加、民間部門の住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)マイナス3.6%、一般家庭消費0.0%、公共支出は0.7%増加を記録している。

また今年第2四半期のブラジルのGDP伸び率は前年同四半期比12.4%増加、過去12か月間の累計GDP伸び率は1.8%増加、今年初め6か月間では6.4%増加、今年第2四半期のブラジルのGDP総額は2.1兆レアルを記録している。

前期同様に今年第2四半期の農畜産部門のGDP伸び率は前年同四半期比1.30%、2.0%、3.30%それぞれ増加、GDP総額は1800億レアルを記録している。

また鉱工業部門は17.8%、4.7%、10.0%それぞれ増加、GDP総額は4104億レアルを記録、サービス業部門は10.8%、0.5%、4.7%それぞれ増加、1兆3000億レアルを記録している。

前期同様にFBCF部門は32.9%、12.8%、24.3%それぞれ増加、3902億レアルを記録、一般家庭消費は10.8%増加、マイナス0.4%、4.2%増加、1兆3000億レアルを記録、公共支出は4.2%増加、マイナス2.6%、マイナス0.4%、GDP総額は4088億レアルを記録している。

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