最終フォーカスレポートは今年のインフレ指数を再度上方修正(2021年9月27日付エスタード紙)

27日ブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の8.35%から8.45%と25週連続となる上方修正をしたが、1か月前の予想は7.27%であった。

また2022年のIPCA指数は、前回予想の4.10%から4.12%僅かに上方修正したが、10週間連続での上方修正を余儀なくされているが、1か月前の予想は3.95%であった。

今年のIPCA指数の中央目標値は3.75%、許容範囲は±1.50%に相当する最低2.25%、最高5.25%に設定されている。2022年のIPCA指数の中央目標値は3.50%。許容範囲は±1.50%に相当する最低2.00%、最高5.00%に設定されている。

今年のGDP伸び率は、前回同様5.04%に据置した一方で、2022年のGDP伸び率は、前回予想の1.63%から1.57%に若干下方修正、1か月前の予想は2.0%であった。

22日ブラジル中央銀行の通貨政策委員会(Copom) は、継続するインフレ圧力を抑制する目的で、政策誘導金利(Selic)を1.00%引上げ6.25%に決定、5回連続でのSelic金利引き上げを余儀なくされている。

大半のエコノミストは今年末の政策誘導金利(Selic)を8.25%と予想、1か月前の予想は7.50%であった。また2022年末のSelic金利は、前回同様に8.50%に据え置いたが、1か月前の予想は7.50%であった。

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