8月の連邦政府の公的債務残高は1.5%増加の5兆4800億レアル(2021年9月27日付エスタード紙)

2021年8月の連邦政府の公的債務残高は、前月比1.5%増加に相当する5兆4,800億レアルを記録、今年8月の国庫庁の国債発行総額は、720億3,100万レアルに対して、国債償還総額は、265億500万レアルを記録している。

今年8月のブラジル国債発行は、金融ボラティリティの上昇に伴って、過去数か月間の平均を下回っている。今年8月の公的債務残高の利払い総額は、373億⒎000万レアルを記録している。

今年8月の対内債務残高(DPMFi) は、1.59%増加の5兆2,370億レアル、対外債務残高(DPFe) は、1.09%増加の2,435億1,000万レアルを記録している。

今年8月の連邦政府のインフレ指数を考慮しない名目外貨準備高は、7月の1兆1,600億レアルを5.80%上回る1兆2,270億レアルを記録している。

国庫庁の発表によると、現在の現金残高は10.5ヶ月の債務満期に直面するのに十分であり、今後12ヶ月間の償還期間が満期となる国債償還総額は1兆3,640億レアルとなっている。

今年8月のブラジル国債発行では、政策誘導金利Selic連動国債が増加した一方で、インフレ指数連動国債、確定金利付き国債はそれぞれ減少している。

今年8月の確定金利付き国債の発行比率は、7月の32.05%から31.86%若干減少、Selic金利連動国債は、7月の35.67%から36.11%と若干増加、インフレ指数連動国債は、27.59%から27.35%と若干減少、為替連動国債は、4.69%から4.68%微減している。

今年9月の国際金融市場の海外シナリオとしては、新型コロナウイルス感染症“デルタ変異株”の持続性と世界経済の回復スピードに対する懸念が依然として存在、金融市場は特に米国で価格調整を経験しており、エバーグランデ・グループを含む信用危機は、市場で最悪のセンチメント繋がっていると国庫庁はコメントしている。

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