9月の自動車生産は半導体不足による減産で前年同月比マイナス21.3%(2021年10月6日付エスタード紙)

全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2021年9月のバスやトラックを含む自動車生産は、世界的な自動車向け半導体供給不足の影響を受けて、前年同月比マイナス21.3%に相当する17万3,300台に留まったが、既に生産調整を余儀なくされていた前月比では5.6%増加となっている。

今年初め9か月間の自動車生産は、昨年3月から始まったCovid-19パンデミックの影響で、大半の自動車メーカーが製造ライン停止による生産調整を余儀なくされた前年同期比では、二桁台の24.0%増加に相当する164万9,000台の生産を記録している。

今年9月の自動車メーカーの自動車生産は、半導体などの電子不品による生産停止、自動車ディーラーのベストセラーカーの在庫不足などで、新車販売は前年同月比マイナス25.3%と二桁台の落込みを記録している。

今年9月のバスやトラックを含む新車販売は、前月比マイナス10.2%に相当する15万5,070台、今年初め9か月間の新車販売は、前年同期比14.8%増加の157万7,000台を記録しているが、今年4月並びに5月の新車販売は、ディーラーの営業停止の影響を受けて大幅に落ち込んでいた経緯があった。

今年9月のブラジルの主要輸出国であるアルゼンチン向け新車輸出は、前年同月比マイナス22.5%を記録、9月の新車輸出は2万3,640台、今年初め9か月間の新車輸出は、前年同期比33.8%増加の27万6,980台となっている。

全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、今年9月の自動車業界は、生産調整のために5万4,000人の雇用閉鎖を余儀なくされ、自動車業界の雇用総数は、10万2,960人まで減少している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=28023