フォーラム委員会(森谷伸晃委員長)並びに電機・情報通信部会(田辺靖部会長)共催のICTセミナーは、2021年10月26日午前9時30分から11時まで約90人が参加して開催、初めにフォーラム委員会の森谷委員長並びに電機・情報通信部会の水守副部会長が開催挨拶を行った。
NTTコミュニケーションズ株式会社エバンジェリストの竹内文孝氏は、テーマ「いま求められるサイバーリスクマネジメント~ゼロトラスト時代の対策強化ポイント、One・Two・Three~」と題して、新型コロナが引き起こす社会変容、ゼロトラストへの対応、新型コロナが迫るDXの変容、事例として今年7月のサプライチェーンを襲うランサムウェア、ゼロトラスト時代における3つの強化ポイントとして、ガバナンス強化、予防保全/衛生管理の強化並びにMDRの実行力強化の重要性を説明した。
続いて株式会社NTTデータ社会基盤ソリューション事業本部ソーシャルイノベーション事業部デジタルソリューション統括部RPAソリューション担当の中川拓也部長は、テーマ「RPA(Robotic Process Automation)入門~海外拠点にこそ必要な、Withコロナ時代の業務自動化とKAIZEN~」について、RPAデモとしてエアコン取付工事の指示書作成、RPA 「 WinActor (ウィンアクター)」による業務改革、RPAの普及速度、業種別RPAの活用状況、RPAの定義、RPA導入による自動化の効果は、業務代行以外にも、RPAの本質は、ITに関する発想の転換、RPAツールの使い方、RPAの事例として、ERP(SAP)操作自動化デモ、請求処理業務、RPA導入のステップ、RPA時代の業務改革アプローチ、RPA によるビジネスやキャリアの変化など多くの事例を引用して説明した。
最後に株式会社NTTドコモ5G・IoTビジネス部グローバルビジネス推進グローバル営業企画担当の中野太介課長は、テーマ「5Gで実現するビジネスイノベーション 日本の5G最新状況と未来」について、Covid-19によるNew Normalへの変化、5Gと4Gの違い、5Gの周波数帯域、5Gの電波特性と屋内利用、日本における5G普及率、ビジネスシーンにおける5Gによる可能性、5Gの導入意義、G・AI/ビックデータ・IoTを活用して持続可能な経済成⾧を実現、5Gソリューションや多岐に亘る活用事例で分かり易く説明した。
質疑応用ではブラジル国内の5Gの普及の見通し、5Gに匹敵する光カーブルのメンテナンスが挙げられた。最後の閉会の辞で電機・情報通信部会の田辺靖部会長は、Covid-19パンデミックによるデジタル化の進展具合が良くでき、セミナー関係者一同にお礼を述べた。