10月の総合市場物価指数(IGP−M)は0.64%、過去12か月間では21.73%それぞれ上昇(2021年10月28日付けエスタード紙)

28日ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の発表によると、一般的に不動産の賃貸契約の調整に用いられるインフレ指標の一つである今年10月の総合市場物価指数(IGP−M)は、9月のマイナスの0.64%から一転して0.64%増加を記録している。

またブロードキャストプロジェクションの調査では、今年10月の総合市場物価指数(IGP−M)の平均予想は0.61%増加であった。過去12か月間の累計総合市場物価指数(IGP−M)は、前年同期比21.73%と記録的な増加を記録している。

10月の過去12か月間の累計総合市場物価指数(IGP−M)は、前年同期比21.73%と9月の21.36%を若干上回っている。また昨年10月の過去12か月間の累計総合市場物価指数(IGP−M)は、16.74%であった。

今年10月の鉄鉱石価格は、9月のマイナス21.74%からマイナス8.47%、ディーゼル燃料価格は0.00%から6.61%増加したが、今月25日に発表されていたディーゼル燃料価格の値上げは含まれていない。

IGP-Mのインフレ指数には、農畜産部門、製造業部門並びに建設業部門で使用される原材料などの財やサービス価格変動が含まれており、為替や卸売製品価格の変動に左右される。

今年10月の消費者向け価格指数(IPC-M) は、9月の1.19%から1.05%増加に減少、過去12か月間のIPC-M指数は、9.50%から7.41%に減少している。

今年10月のブラジル建設コスト指数(INCC-M) は、9月の0.56%から0.80%に上昇、過去12か月間では15.35%、今年初め10か月間では12.88%それぞれ大幅増加を記録している。

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