2021年11月17日午前9時30分から10時30分過ぎまでジェトロ・サンパウロ主催、ブラジル日本商工会議所協力による「LGPD(ブラジル個人情報保護法)を遵守するための留意事項~施行後のケースを踏まえて~」が82人参加のもと開催された。進行役はジェトロ・サンパウロ事務所の松平史寿子次長が務めた。
LGPD(ブラジル個人情報保護法)は、2020年09月に施行され1年以上経つ。GDPR(EU一般データ保護規則:General Data Protection Regulation)の影響を強く受けた法律となっているが、個人情報の取り扱いに関しての問合せを受けるようになったため具体的なケースをもとに留意すべき点を確認、会員企業各社の疑問を解消する会となった。
講師はFATOR法律事務所の佐藤ジルセウ弁護士および佐藤レアンドロ弁護士が務め、施行の経緯、LGPDが適用されないケースや合法的な個人情報の取り扱い、「本人の同意」を取得するときの注意事項、裁判事例、LGPD対応への企業の当面の課題などアップデートされた情報が詳しく説明された。
原宏ジェトロ・サンパウロ事務所長、会議所の平田藤義事務局長もパネリストとして出席。平田事務局長は閉会の挨拶で昨年のパンデミック開始とともに、ジェトロとともに各種報告会やウェビナーを行ってきたがその第1回目として佐藤ジルセウ弁護士が「雇用維持のための救済措置解説」について講演したことに改めて感謝の意を表した。
講演資料PDF:LGPD個人情報保護法