2021/22年の穀物生産は、前年比15%増加の2億9,100万トン予想(2021年12月9日のヴァロール紙)

国家配給公社(Conab)による2021/22年度の穀物生産の12月の最終予想によると、来年度の穀物生産量は、今年を15.0%上回る2億9,110万トンに達すると予想、前回11月の来年の穀物生産予想を0.4%上回っている。

また2021/22年度の穀物生産向け耕地面積は、前回予想の7,190万ヘクタールから7,200万ヘクタールに上方修正、これには来年1月から4月の第2期作及び第3期作、4月から6月に種蒔が行われる冬期の生産も含まれている。

また耕地面積の拡大予想以外にも今後数週間にわたって南部地域の少ない降雨量予想にも拘らず、穀物栽培の生産性の向上を指摘しており、2020/21の1ヘクタール当たりの平均収穫量3,641キログラムを大幅に上回る4,042キログラムが予想されている。

2021/22の大豆生産は、栽培面積が今年の3.7%増加の4,040万ヘクタールの拡大予想で、今年度を4.0%上回る1億4,280万トンに達すると予想されている。

また来年度の第1期作、第2期作並びに第3期作を含むトウモロコシ生産は、今年度を34.6%上回る1億1,720万トン予想。来年度の米生産は、今年度を2.5%下回る1,150万トンに留まると予想されている。またフェジョン豆の生産は、9.6%の生産性向上が牽引して、今年度比9.0%増加の310万トンが予想されている。

2021/22年度の棉生産は今年度比12.6%増加の260万トン予想、しかし11月の予想を1.6%下回っている。また小麦生産は、2019/20比では25.6%増加の780万トンが見込まれているが、11月の予想は770万トンであった。

国家配給公社(Conab)の調査によると、先月11月の降雨量は平均を上回る降雨量を記録、特に南東部地域、中西部地域並びにマトピバ地域の降雨量は平均を上回った一方で、南部地域の降雨量は平均を下回ったために、特に南大河州での穀物育成状況に注視する必要があると指摘している。

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