来年の農業生産総額は約1兆2000億レアル(2021年12月14日付けヴァロール紙)

農務省の試算によると、2022年度のブラジル国内の農畜産物の総生産価格(VBP) は、今年の予想を4.5%上回る1兆1,600億レアルに達すると見込んでおり、2020年度の総生産価格(VBP) を10%上回ると予想している。

先週の国家配給公社(Conab)による2021/22年度の穀物生産の12月の最終予想によると、来年度の穀物生産量は、今年を15.0%上回る2億9,110万トンに達すると予想している。

来年の21品目で構成される農産物の総生産価格(VBP) は、今年の予想を7.3%上回る8,112億レアル、特に大豆生産額は最高記録を更新すると予想されている今年を1.4%下回る3,566億レアルに留まると予想されている。

2020/21度のトウモロコシ生産は天候異変の影響を受けたが、来年のトウモロコシ生産も今年の予想を19.0%下回る1,485億レアルに留まると予想されている。

また来年度の棉、コーヒー、サトウキビ、トマト、キャサバ芋並びにココア生産は今年の予想を上回ると見込まれている一方で、米、バナナ、フェジョン豆、オレンジ並びに小麦生産は、今年の生産予想を下回ると予想されている。

5品目で構成される畜産関連の来年の総生産額は、今年の生産予想を1.3%下回る3,532億レアルが予想されているが、前回の11月の予想は今年の生産予想を0.8%上回る予想であった。

また来年の牛肉の総生産額は、今年の予想を7.0%下回る1,389億レアル、鶏肉は2.8%増加の1,117億レアル、豚肉は4.7%減少の298億レアル、牛乳生産は増加の一方で、鶏卵生産は今年の予想を下回ると見込まれている。

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