2021年11月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.2%(2022年1月6日付けIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM)によると、2021年11月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.2%を記録、今年6月から6カ月間連続で前月割れを起こして足踏み状態が続いている。

鉱工業部門の昨年6月から11月迄の6か月間の累計生産量はマイナス4.0%を記録、昨年11月の前年同月比はマイナス4.4%、昨年1月から11月の鉱工業部門の累計生産量は4.7%増加、昨年11月の過去12か月間の鉱工業部門の累計生産量は5.0%増加を記録している。

昨年11月の鉱工業部門生産調査の部門別調査では、調査対象の4部門の内3部門でマイナスを記録、またセクター別調査では26セクターのうち14セクターでマイナスを記録している。

昨年11月の鉱工業部門生産の足掛けとなったセクターは、ゴム・プラスティックセクターはマイナス4.8%、鉄鋼セクターはマイナス3.0%、9月から11月の3か月間の累計生産はマイナス7.7%を記録している。

また金属生産セクターはマイナス2.7%、飲料セクターマイナス2.2%、石油派生品・バイオ燃料セクターはマイナス0.6%、清掃・衛生用品セクターはマイナス4.5%を記録している。

一方昨年11月の鉱工業部門生産でプラスを記録したのは、食品セクターは6.8%増加したが、9月から10月の2か月間の累計生産はマイナス7.3%を記録していた。

また昨年11月の鉱業セクターは5.0%増加したが、9月から10月の2か月間の累計生産はマイナス10.2%を記録していた経緯があった。自動車・輸送車両セクターも2.9%増加している。

2021年11月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.2%、前年同月比マイナス4.4%、昨年初め11か月間の累計生産は4.7%増加、過去12か月間の累計生産は5.0%増加を記録している。

前期同様資本財セクターはマイナス3.0%、5.0%増加、30.7%増加、31.1%増加、中間財部門は0.0%、マイナス2.7%、4.0%増加、4.3%増加している。

消費財部門は0.1%増加、マイナス9.5%、0.9%増加、1.1%増加、そのうち耐久消費財部門は0.5%増加、マイナス21.0%、3.8%増加、4.6%増加、非耐久消費財部門は0.0%、マイナス6.3%、0.2%増加、0.3%増加を記録している。

 

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