2021年11月のGDP伸び率の先行指標となる中銀発表のインフレ指数を差引いた実質経済活動指数(IBC-Br)は、前月比0.69%増加を記録、昨年7月から10月迄4か月間連続マイナスから一転して、上昇に転じている。
2021年10月の実質経済活動指数(IBC-Br)は、137.13ポイントであったが、昨年11月は138.08ポイントに上昇、昨年8月に記録した138.33ポイントからでは最高の経済活動指数を記録している。
昨年1月から11月の累積実質経済活動指数(IBC-Br)は4.59%増加、中銀では、2021年のGDP伸び率を4.4%増加に対して、2022年のGDP伸び率を僅か1.0%増加に留まると予想している。
ブロードキャストプロジェクションの調査によると、昨年11月の実質経済活動指数(IBC-Br)の最低予想はマイナス0.30%、最高予想は1.00%増加、平均予想は0.70%であった。
昨年11月のサービス部門提供量は、前月比2.4%と大幅増加、一般小売販売は、前月比0.6%増加、自動車や建材部門を含む昨年11月の広範囲小売販売は、前月比0.5%増加であった。
XP Investimentos社は、2021年第4四半期の経済活動指数(IBC-Br)は前四半期比0.0%、GDP伸び率は0.1%微増を予想、2021年のGDP伸び率を4.4%増加、2022年のGDP伸び率を0.0%と予想している。
Alfa銀行は、昨年12月の経済活動指数(IBC-Br)は0.5%微増、昨年第四四半期の経済活動指数(IBC-Br)は、マイナス0.15%予想、Alfa銀行チーフエコノミストのLuis Otávio de Souza Leal氏は、2022年のGDP伸び率を0.3%増加に留まると予想している。
昨年初め11か月間の経済活動指数(IBC-Br)は4.59%増加、昨年11月の過去12か月間の経済活動指数(IBC-Br)は4.30%増加、2022年のGDP伸び率は、0.0%前後に留まると予想されている。