2021年9月~11月の月間平均失業率は11.6%に減少(2022年1月28日付けIBGEサイトより抜粋)

今月28日発表のブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2021年9月~11月の月間平均失業率は、前四半期の6月~8月の月間平均失業率13.1%を1.6%下回る11.6%に減少、前年9月~11月の月間平均失業率14.4%を2.8%下回っている。

昨年9月~11月の月間平均失業者は、前四半期比10.6%に相当する150万人減少の1240万人、前年同期比では14.5%に相当する210万人の大幅な減少を記録して、国内経済の回復に伴って回復傾向を示している。

昨年9月~11月の労働人口総数は、前四半期比3.5%増加の320万人増加の9,490万人を記録、前年同期比では9.7%に相当する840万人の増加を記録している。また同期の生産年齢人口は労働人口は、前四半期比1.7%増加の55.1%に上昇、前年同期比の50.8%よりも4.3%と大幅な増加を記録している。

短時間労働の労働者は、前四半期比2.7%に相当する21万4,000人減少の760万人に減少したにも拘らず、 前年同期の680万人よりも11.7%と二桁台の増加を記録している。

前期同様に生産年齢人口にも拘らず、失業している労働者は、2.0%に相当する130万人減少の6,480万人、前年同期比では、6.7%に相当する460万人減少している。

また同期の就職活動を諦めた労働者は、前四半期比6.8%に相当する35万6,000人減少の490万人、前年同期比では、14.4%に相当する81万9,000人の減少を記録している。労働人口の4.4%に相当する就職活動を諦めた労働者は、前四半期0.4%減少、前年同期比では1.0%減少を記録している。

民間部門の家政婦を除く労働手帳に記載される正規雇用総数は、前四半期比4.0%に相当する130万人増加の3,420万人、前年同期比では8.4%に相当する260万人増加を記録している。

民間部門の非正規労働者総数は、前四半期比7.4%に相当する83万9,000人増加の1,220万人、前年同期比では、18.7%に相当する190万人増加を記録している。

また前期同様に自営業者総数は、Covid-19パンデミックの影響で正規雇用の減少に反比例するように、2.3%に相当する58万8,000人増加の2,580万人、前年同期比では、14.3%に相当する320万人増加を記録している。

家政婦は6.0%に相当する31万5,000人増加の560万人、前年同期比では22.5%に相当する100万人増加している。非正規雇用は、労働人口の40.6%に相当する3,860万人、前四半期は40.6%、前年同期は38.7%を占めていた。

昨年9月~11月の労働者の平均月収は、前四半期比4.5%減少の2,444レアル、前年同期比では11.4%と二桁台の減少を記録して統計を取り始めた2012年以降では、過去最低の平均月収を記録している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=29194