今年初めてのオンライン運輸サービス部会(藤代泰輔部会長)懇談会は、2022年2月9日午前9時から10時30分まで18人が参加して開催、初めに藤代部会長は、2022年度の執行部変更として今年4月から大胡副部会長 (MOL)が新部会長就任を報告、また今年の活動方針及び活動計画、昨年の活動報告、3月7日の貿易部会共催の部会長フォーラムでの発表資料作成では、ドラフト資料を基に参加者がテーマ:「部会による2021年度下期の振り返り並びに今後の展望」について発表した。
昨年下期の振り返りでは、コンテナの輸出入数量、完成車輸送、ドライバルク貨物、半導体不足、航空運賃並びに海上運賃の高騰、リーディングタイムの悪化、年末の税関の鈍行ストライキ呼びかけなどが挙げられた。
今年の展望では、北米の港湾労使交渉の影響、ロシアとウクライナとの摩擦、燃料費高騰、コロナ禍での港湾労働者の確保、、ドイツ系及びイタリア系企業のブラジルへの投資増加予想などが挙げられた。
商工会議所会員への伝言として、鎖国政策の解除に対する日本政府への進言、日本のコロナ禍の水際対策による入国制限緩和、日伯間の信頼性の向上などが挙げられた。
平田事務局長は、今回の運輸サービス部会では商工会議所及び日本政府に対する厳しい提言が挙げられたが、ビザフリー、コロナ禍対応の他の先進諸国よりも厳格な政策によるビジネス障害緩和の要請継続を説明した。またサンパウロ総領事館の渡邉副領事は、日本政府に対する厳しい提言を頂いた。日本企業の要望を日本政府に対して継続して最大限伝えるが、官民一体となって要請するために、民間団体からも声を大にしてほしいと説明した。
参加者は藤代部会長 (NX)、大胡新部会長 (MOL)、日根副部会長 (HIS)、今安氏 (JAL) 、保阪氏 (ONE) 、湯原 (NYK)氏、谷口氏 (IDL)、行徳氏(K-LINE) 、村田氏(SUZUYO)、文岡氏 (QUICKLY TRAVEL)、コダマ氏 (WTE)、宮本次長(ジェトロサンパウロ事務所)、渡邉副領事 (在サンパウロ総領事館)、中野副領事(在サンパウロ総領事館)、吉田調査員 (在サンパウロ総領事館)、平田事務局長、日下野総務担当、大角編集担当