2021年の一般小売販売量は前年比1.4%増加を記録(2022年2月9日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2021年12月の自動車や建材部門を除くインフレ指数を差引いた実質一般小売販売量は、前月比マイナス0.1%を記録している。

しかし2021年の実質一般小売販売量は前年比1.4%増加は、2020年の1.2%増加に続いて2年連続で増加を記録、昨年12月の実質一般小売販売量は前年同月比マイナス2.9%と大幅に減少している。

ヴァロールデーターの17社の金融機関並びにコンサルタント会社対象の調査によると、昨年の実質一般小売販売量の平均予想値は1.4%増加、最低予想は1.2%増加、最高予想は2.2%であった。

前期同様に同社の35社の金融機関並びにコンサルタント会社対象の調査によると、昨年12月の一般小売販売の平均予想はマイナス0.6%、最低予想はマイナス1.2%、最高予想は3.0%であった。

昨年12月のインフレ指数を考慮しない名目一般小売販売量は前月比0.3%増加、前年同月比8.9%増加、昨年1年間の名目一般小売販売量は前年比13.9%増加を記録している。

昨年12月の自動車や建材部門を含む実質広範囲小売販売は、前月比0.3%増加、前期同様に同社の31社の金融機関並びにコンサルタント会社対象の調査によると、平均広範囲小売販売は0.8%増加、最低予想はマイナス0.6%、最高予想は3.5%増加であった。

昨年の広範囲小売販売は前年比4.5%増加、昨年12月は前月比マイナス2.7%、平均予想はマイナス1.9%、最低予想はマイナス4.0%、最高予想は4.2%増加であった。

昨年12月の名目広範囲小売販売は前月比0.6%増加、前年同月比10.4%増加、昨年1年間の累計の名目広範囲小売販売は、18.0%増加を記録している。

昨年12月のセクター別の一般小売販売では、調査対象の8セクターのうち3セクターは前月比で増加を記録、繊維、衣類・履物セクターは0.4%増加、家具・家電セクターは0.4%増加、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクターは3.2%の大幅増加を記録している。

一方昨年12月のセクター別一般小売販売でマイナスを記録したのは、ハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターはマイナス0.4%、書籍・雑誌・印刷物・製本セクターはマイナス7.9%、事務用品・情報通信機器セクターはマイナス11.2%、日用雑貨・装身具類セクターはマイナス5.7%を記録したが、燃料・潤滑油セクターは前月並みであった。

昨年12月の広範囲小売販売は前月比1.2%増加、セクター別広範囲小売販売では、二輪・四輪・部品セクターは前月比1.2%増加、昨年1年間では、前年比14.9%と二桁台の増加を記録している。前期同様に建材セクターは、マイナス1.4%、4.4%増加を記録している。

昨年12月の州別一般小売販売の前月比比較では、調査対象の27州のうち19州でマイナスを記録、特にマット・グロッソ州はマイナス4.7%、アクレ州マイナス4.5%、ロンドニア州はマイナス4.3%を記録していた。

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