2021年のヴァーレ社の鉄鉱石生産は前年h日5.1%増加の3億1,560万トンで最低目標達成(2022年2月11日付けヴァロール紙)

2021年のヴァーレ社の鉄鉱石生産は、前年比5.1%増加の3億1,560万トンで最低目標達成、同社では昨年の鉄鉱石の生産目標を3億1,500万トン~3億2,000万トンの間を掲げていた。

2020年のヴァーレ社の鉄鉱石生産は、3億40万トンと辛うじて3億トンを突破していた。一方2020年の鉄鉱石の生産目標は、3億2,000万トン~3億3,500万トンに設定している。

2021年の同社の鉄鉱石の生産能力は3億4,000万トンであったが、2022年の鉄鉱石の生産能力は、昨年よりも3,000万トン増加の3億⒎000万トンを見込んでいる。

同社ではミナス州のItabira鉱山並びにBrucutu鉱山の鉱石濾過ユニットの立ち上げ、および下半期のItabiruçuダムとTortoダムの処分能力増加を見込んでいる。Citi銀行では、今年の同社の鉄鉱石生産を3億2,800万トンと見込んでいる。

昨年の鉄鉱石パレット生産は、前年比6.8%増加の3,170万トンを記録している。昨年の鉄鉱石生産が前年比5.1%増加した要因として、2020年末のSerra Leste鉱山の操業再開が牽引している。

またパラー州カラジャス鉱山のS11Dシステムの鉄鉱石生産は正常に戻っており、今年のS11Dシステムの鉄鉱石生産は、8,000万トン~8,500万トンを見込んでいる。

昨年のヴァーレ社のニッケル生産は、カナダのSudburyニッケル鉱山の操業停止の影響で、前年比マイナス8.5%の16万8,000トンに留まったが、ブラジル国内のOnça Puma鉱山は、長期間の操業停止にも関わらず、好成績を残している。

昨年の同社の銅生産は、カナダのSudburyニッケル鉱山の操業停止の影響で、前年の36万100トンを17.6%下回る29万6,800トンに留まっている。

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