2022年のサンパウロ市内の新築住宅販売伸び率は昨年を下回る予想(2022年2月15日付けエスタード紙)

サンパウロ州内の不動産業界企業が加盟するサンパウロ不動産関連業者組合(Secovi-SP)の予想によると、2021年のサンパウロ市内の新築住宅リリース軒数は、上半期は低率で推移していた銀行金利や住宅ブームで、前年比36.0%大幅増加に相当する8万1,800軒を記録していた。

しかし2020年のサンパウロ市内の新規住宅リリース販売は、既に二桁台に達した政策誘導金利Selicは更なる金利上昇予想による住宅ローン金利の上昇や高止まりするインフレ指数や景況感の悪化で、前年比17.0%~25.0%増加に相当する7万軒~7万5,000軒に留まると予想されている。

昨年のサンパウロ市内の住宅販売は、前年比29.0%増加の6万6,100軒、今年の住宅販売は、前年比17.0%~26.0%増加に相当する6万軒~6万5,000軒に留まると予想されている。

しかし年初の今年の住宅販売は、前年比マイナス10%~マイナス15%に相当する5万5,000軒~6万軒が予想されていた。一方今年の新築住宅のリリース軒数は、前年比マイナス10%~マイナス15%に相当する6万5,000軒~7万軒が予想されていた。、

今年のサンパウロ市にの住宅販売は、二桁台で推移する銀行金利や今年のGDP伸び率が僅か0.30%増加、クレジット部門縮小予想を反映するとサンパウロ不動産関連業者組合(Secovi-SP)チーフエコノミストのCelso Petrucci氏は指摘している。

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