最終フォーカスレポートは、今年のインフレ指数を6週連続で上方修正(2022年2月21日付けエスタード紙)

21日の中銀の最終フォーカスレポートによると、2022年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の5.50%から5.56%に上方修正、6週間連続での上方修正を余儀なくされている。1か月前の予想5.15%から0.41%の上方修正を記録している。

中銀の今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)の中央目標値3.50%、最低許容値2.0%、最高許容値の5.0%を既に大幅に突破している。昨年のIPCA指数10.06%は最高許容値を4.81%上回っていた。

中銀のフォーカスレポート担当のエコノミスト達は、今年2月の広範囲消費者物価指数(IPCA)を0.85%と予想しているが、1か月前の予想は0.81%であった。

2023年のIPCA指数は前回同様の3.50%に据え置いたが、中銀の中央目標値の3.25%を上回っている。今月開催されたの金融政策委員会(Copom)の議事録では、今年のIPCA指数5.40%、2023年のIPCA指数を3.20%に設定している。

今月2日のブラジル中央銀行の通貨政策委員会(Copom) は、インフレ圧力の上昇に伴って、政策誘導金利(Selic)を8回連続での引上げを余儀なくされ、現在のSelic金利9.25%を1.50%引上げて10.75%に決定していた。

2022年のGDP伸び率は前回同様0.30%増加に据え置いたが、1か月前の今年のGDP伸び率は0.29%増加であった。また2023年のGDP伸び率は、前回予想の1.50%から1.69%増加に上方修正、2024年のGDP伸び率は、前回同様2.00%増加に据え置いている。

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